2014年12月24日水曜日

ドリルを研ぐ〜文系・未経験者の新人が綴るシリーズ

はさみやカッターでものを切るとき、すーーっとものを断つ。その「すーーっ」というのは誰に教わったでしょうか?
「頭で考えてもさっぱりわからないことも、身体が知っている。」
今回はそんな福音が聞こえてきたドリル研ぎについてご紹介です。



刃が傷んだドリルで金属に穴を空ける、これはとても仕事になるものではありません。
ドリルが傷んでくると、擦れが大きくなっていきます。そうするときれいなものを使うのと比べよほど時間がかかります。ドリル全体がブレて精度も悪くなり、ひどい時には煙をあげるなんてことも。

ドリルの先端はもともとこんなかたちです。
























これを丸い砥石が回転するグラインダーというこんな機械を使って研ぎます。








こんなかたちのもの同士をいったいどうやって研ぐのか。刃物はなんとなく想像がつきやすかったのですが、こちらは全く想像がつきませんでした。


会長、諸先輩のやり様を見よう見まねてとりあえず始めるしかありません。
「こう動かせばこういう形になる。」ということをひたすら繰り返しているうちに、だんだんそれなりの形にすることができるようになりました。


ただドリルというのは、ひとつひとつの形状に重要な意匠があるので、「それなりの形」ではお話になりません。
先端の角度は118°~120°。左右の厚みが均一でないと片方の刃しか当たらない。左右の中心がずれると刃ではない部分がぶつかる。「逃がし」をうまくつけないと刃が当たらない、切り屑が穴につまる。。。など、それらの条件をすべて同時にクリアしなければなりません。
テストでいうなら合格点は五科目すべて95点以上、それ以下は落第、という感じです。


ひとつのことに気をつけていると、もう一つがおろそかになって、もう一方に気をつけていると他のふたつが・・・

というループにしばらくはまっていましたが、突破口を発見したのははさみで紙を切っている時でした。
「すーって紙を切ってるけど、これなんでだろ?そういえば会長が『ドリルは感性で研ぐんだよ』って言ってたな。。。ドリルが切れる感じってどんなんだろ。。。」
という具合に考えて
とりあえず今まで覚えたことは半分忘れて、「砥石に穴をあける」という意識ですーすーっと研ぐと、完成度がぐっとあがりました。


うまくいったドリルは抵抗が少なくて切り屑がきれいです。



























社長のSNSでできばえをご紹介いただく光栄に預かりました。「へへへ(*^_^*)」と鼻が高くなりかけましたが、早速社長のお知り合いの方から、「左右の均等がもうちょっとだね」とコメントをいただきました。
左右の切り屑のわずかな違いで見抜かれてしまったようです。
やっぱりすごい方はすごいっす。

室田、これからも精進させていただきます。

2014年10月28日火曜日

TOKYO DESIGNERS WEEK2014

10/25~11/3の期間で開催されているTOKYO DESIGNERS WEEK2014に行ってきました。

昨年は共同で開発した、Rapiroが出展されており何回か足を運びました。

今年はRapiroは出展していませんが、昨年から出展しているDICカラーデザインの製作お手伝いを今年もさせて頂いています。



ブースに着くや否や、たくさんの人が。



ブースに来ている方には、凄い接写で写真に撮っている人も。
気持ちは分かります。
接写で取らないと表面の状態がわからないんですよね。

ということで、私も負けじと接写で写真を撮ってきました。



円形の配列がとても不思議なデザイン。
2色成形のようですが、2色成形ではありません。



ケイズデザインラボ、DICカラーデザインと共同で製作した、D3テクスチャーによるテクスチャーパターン。前回も反響がありましたね。



こちらは金型の表面凹凸をレーザーエッチングで加工し、成形したものです。
3次元化にはアプリクラフトの中島さんも協力されているようです。
偶然、会場でお会いできました。



アルミに穿孔(せんこう)加工を施し、樹脂を流し込んだもの。


他に写真を撮っている人がいる中で、結構無理な姿勢で写真を撮っているため、一部見づらくてすみません。。。


今回のお手伝いでも、やる前からは想定していなかったことも発生したりで、一緒にお手伝いできたのはとても良い経験になりました。

製品ができるまでは、不安なものもありましたけど・・・(笑


この時期、TOKYO DESIGNERS WEEK2014のほかにもさまざまな場所で展示会や個展が開かれているので、今度の週末は展示会めぐりも良いかもしれませんね。

日中暖かいけど、夜は寒くなるので上着を用意してお出かけください。

(敬称略)

杉山耕治

2014年9月19日金曜日

刃物を砥ぐ ━━(☆∀☆)━━!!! 〜文系・未経験者の新人が綴るシリーズ

金属を加工するというのは大変なことです。

加工する道具(工具)も加工される材(ワーク)も、常に互いをすり減らしています

経費節約を「心がけ」とする場合、工具の消耗を抑えるということは製造業では「戦略」たりうるほど深刻なテーマです。時に製作課程で工具の消耗が激しすぎて製品の採算がとれないということもございます。 


転じて工具を修繕することも、重要な作業の一つです。 
毎度毎度買い換えると費用がかさみますし、ちょっと整っているかいないかで加工精度や加工時間にまで影響します。 切れない包丁を使うとさくさくゆかず、具が不揃いになりやすいのと同じです。


弊社では鉄の板から自分たちで刃をつけた小刀を常用しています。ワークを固定する両面テープを切る際など、市販のカッターよりも小気味のよいこと。。。 






工具整備の基本として、入社後にまず教えていただいたのがこの小刀の砥ぎです。プラスチック製品の仕上げにはよく砥がれたカンナや彫刻刀が欠かせないので、大事な作業に関わる技術なのです。 

刀の砥ぎにはさまざまな種類の砥石を使います。 






まず表面にある大小の傷や凹凸を粗めの砥石でごっそり砥ぎ落とします。 

(ここで粗さが足りないと浅い凹凸しかなくなってゆかず、深いものを取るのには難渋します。粗さが合うとも砥石側に硬さがそもそも足りない場合、これもほぼ削れてゆきません。そういった意味で砥石と刃物には相性というものがあります。それらを使い分けしています。) 

凹凸がとれて均一になったら、次に目の細かい砥石で磨きます。 
こうすることで、より微細な凹凸がとれてゆきます。 

以上を繰り返した刃物の深い輝きは、えも言われぬ美しさ。 






砥ぎ方は、力加減や力を均一に伝える心がけ、角度を一定にするための持ち方や姿勢などさまざまなことに気を配らなければならないのですが、結局は無心に研ぐのが一番いいという気がしています。 
「ごーしーごーしー」と呼吸を合わせながら心地よいリズムを奏でるこの作業が僕は大好きです。 



余談ですが、瞑想というと、座禅のような静的なもののみならず、岩の上を歩いたり歌ったり踊ったりというような動的なものも当てはまるのだそうですが、まさに刃物砥ぎはその一つだと思います。 
特に刃は「邪を祓(はら)うもの」とされてきたもの。(これも以前の民族舞踊の達人の方の啓示)
この作業の後は気分がとっても爽かです♪ 


次回はドリルの研ぎについて書かせていただきたいと思います。 
(研ぎ)愛は止まらない。



室田 完

2014年7月29日火曜日

夏休み理科教室 日本技術士会 青年技術士企画

2014年7月26日に日本技術士会青年技術士交流実行委員会企画の夏休み理科教室に参加手伝いをしました。

本企画は青年委員のメンバー、富士フイルム、富士フイルムビジネスエキスパート様の全面協力のもと企画されました。





実験内容としてはカラー写真のしくみについて三原色(イエロー、シアン、マゼンダ)を実際に
①露光させる(光を当てて画像を記録する)
②現像する(化学反応させて色を出す)
③乾燥させる
という工程でカラー写真の原理を知ろうという実験です。



参加されている小学生からはレベルの高い質問も出て驚いたりもしました。
実験中はみんな集中していました。

現像液に入れて少し時間が経つと現像されていく様子は、私も普段体験する機会がなく不思議な感じでした。

会場にはRapiroも展示させていただきました。



参加した子供たちもRapiroに興味を持ってくれていました。
中にはラズベリーパイを持っているという小学生も。

動く仕組みに興味を持つ子
組立方法に興味を持つ子
駆動方法に興味を持つ子


興味を持つ部分は様々でしたが、Rapiroに触れたことがきっかけで

こういうロボットを動かしたい!
どうしてロボットは動くのだろう?

と、今まで以上に技術に対して興味を持ってくれるたら嬉しいです。


実験自体も分かりやすく、日常私達の生活の中にある写真に対して、実験を通して原理を知ることができ、とても良い企画だったと思います。


この中から日本の技術を向上させてくれる、技術者(技術士)が生まれてくれると嬉しいですね。

2014年7月23日水曜日

技術者とは①竹のような・・・ 〜文系・未経験者の新人が綴るシリーズ

最近、「ブルーカラーとは」、「技術者とは」、「Makerとは」などと、まだまだ未熟者ながら、考えさせられる機会が増えています。
みなさんはどうお考えでしょうか。

特に答えが見つかっているわけではないのですが、なんとなく気に入っているアイデアがいくつかあります。その一つは、「技術者とは竹」というもの。




ここで唐突ですが、みなさんは山本有三氏をご存じでしょうか。僕の住まいの近くに氏の記念館があり、庭園が素敵で一度立ち寄ったこともあるのですが、何をされた方なのかは恥ずかしながら全く存じておりませんでした。
なんと、今議論の的となっている日本国憲法!の草案が文語体で発表された時に、口語体で記すことを建議、推進し、そして実現された方だったんですね(憲法だけでなくあらゆる公文章もという提案で)。
詳細はここでは省くとして、氏が日本の象徴として「桜よりも竹」、というようなことをおっしゃられていたそうですが、それを友人から聞いたときにピンとくるものがありました。



いろいろなことを教わっていると、ものづくりって本当に先人の知恵や経験の集積、堆積に支えられているんだな~と感じます。それをなんとなく地面に脈々と伸びている竹の根っこに重ねたくなりました。
茎も、根っこから栄養(知恵)を吸収しつつ、一節一節伸びていく。そして太くなっていく。そうして立派な一本の竹となった姿を先輩の背中に見ている気がします。

もちろんさまざまな見方や例えがあるとは思いますが、はい、今は竹に例えるのが好きです。

技術者のみなさんの一本気さとか、

林立しつつ根っこで繋がっている感じとか、

時には絡みあったり風に揺られて共に踊る様とか、

いろんな道具になる臨機応変さとか、、、



まだまだタケノコな僕ですが、早くあんな立派な竹になれたらなあ、と見上げています



最後に、特に心に残った山本有三氏の名言をピックアップ。
著作もぜひ読んでみてください。





働くというのは、はたを楽にしてやることだ。

人間はな、人生という砥石で、ごしごしこすられなくちゃ、光るようにはならないんだ。

2014年7月16日水曜日

金型の文学〜文系・未経験者の新人が綴るシリーズ


「伝統というのは、年月を経て余計なものがそぎ落とされたもの。大事なものの生き残り。」

というのはさる民俗舞踊の達人の方から伺った言葉ですが、金型の構造を教えていただいている最中に思わず浮かんできました。





初めてご覧になる方のために説明すると、上の写真は弊社のメインの商品として扱っている射出成型用金型と呼ばれるものです。射出とは溶けた樹脂をふき出させること、成形とは文字通り「形に成らせる」ことを意味します。
写真はちょうどそのひとつを分解してメンテナンスを行っているところです。




プラスチック製品といえば今や身の回りに当たり前のように在りますね。しかもありとあらゆる形をして。そのせいか、プラスチックとは「変幻自在で、作るのが容易なもの」というイメージを僕は持っていました。ひょっとしたら皆さんもそうじゃないでしょうか。が、実際には多くの技術的課題を乗り越えた末に産まれてくるものなのです。



さまざまな困難をクリアしようとする金型はたかだか300mm四方程度の板を重ねたものですが、その中に知恵深い工夫がさまざまに施されていて、挙げていくときりがありません。(製造業ではcmでなくmmが基本!そろそろ「センチ」と言ってしまう癖も直ってきました。。。)






(右上の写真は、左からベストロック、その隣がパーティングロック
といわれるものです。金型を構成する部品のほんの一例です。)


もちろん金型だけでなく、いろいろな工程が先人の知識や経験の集大成なんだなと、新しいことを学ぶたびにしみじみと感じます。製造業の現場には、ひょっとしたら原始時代以前から連綿と続く「ものをつくる」という人類の歴史がとても身近にあるような、、、なんて言ってみたり♪
この道30年の弊社の大先輩が初めて金型作りに成功した時に「涙を流した」という理由がわかった気がします。



金型の第一印象を綴ってみました。

2014年7月14日月曜日

新人がブログに参加します! 〜文系・未経験者の新人が綴るシリーズ

みなさん、はじめまして!

4月から入社いたしました、室田 完(むろた かん)と申します。
友人からは「かんちゃん」とよく呼ばれ、同期や社長から()はなぜか「室田氏」と呼ばれています。

この度、弊社の新人のシリーズとして上記タイトルでブログを書いていくことになりました。

目的としては

  弊社に興味を持っていただいた方に、もっと良さを知ってもらうこと!
  僕と同じく製造業について、未経験の方や知識を得たい方にわかりやすく情報発信すること
  職人の熱き思いを言葉にすること

の三つです。

読み物としても読み応えのあるものになるよう頑張りたいと思います!

よろしくお願いいたします。



2014年6月28日土曜日

葛飾区清掃工場の見学

少し前になりますが、6/21に葛飾区の清掃工場の見学に行ってきました。

ものづくりに携わる者として
「作って売って終わり」
ではなく
「最後どのようになるのか」
を考えながら物を作る必要があります。

会社で希望者を募り、10人で見学してきました。




葛飾区は平成18年に施設の更新工事が完了し、東京都内でも比較的新しい焼却場と言えます。

概要としては
・タクマのストーカー炉
・蒸気タービンは定格13500kw
・灰溶融はプラズマ式
・処理能力は250tonで2系統(1日当たり)

焼却炉に入れてはいけないものの話では、金属製品は燃えないため不適なのはイメージがつきますよね。
中でも最も良くないのは、パチンコ玉だそうです。
パチンコ玉はコンベヤやストーカー炉の駆動部分の隙間に入り、楔の役目をしてしまいプラントを止めてしまうことがあるそうです。流動床炉であれば、それほどではないかもしれませんが、ストーカー炉の特徴なのかもしれませんね。

以前はプラスチックはダイオキシンの発生問題や、焼却炉の耐火物寿命の観点から、焼却せずに不燃ごみとして処理されていました。

現在は、ごみ減容の目的も兼ねてか、焼却処分されているようです。
そのため、燃焼カロリーの高いプラスチックは燃やすと高温になり、処理能力の関係から量を多く処理できません。
カロリーが高いということは温度が上がりやすいので、熱からエネルギー回収もできます。

この日見た表示では、電力として

回収 8000kwh(主に蒸気タービン、ソーラーパネル)
使用 5000kwh(プラント稼働)

ですので3000kwhが売電できているようです。

もちろん焼却などせず、プラスチック類やその他のごみは、リサイクルされるのが望ましいのですが。

私達の生活のまわりはごみにあふれていません。
それは、いらなくなったものを「燃やしたり」「粉砕して埋め立て」ているからなんですね。
処理能力が高くなると同時に、ゴミに対する意識も減っていってしまうことが心配です。

もし、ごみ処理施設が1か月間稼働できない状態になったらどうなるでしょうか。
毎日最大500tonのごみが処理できていたものが止まれば、あっという間に街中にゴミがあふれます。

本当に必要なのは普段から出る「ごみのになる量」を減らすことだと思います。
そのためにもものづくりに携わる私たちは、どうすればごみにならないものを作れるかを、真剣に考える必要があります。

みんなでごみに対して意識を高めていければ、もっとごみの量は減っていくかもしれませんね。

2014年6月12日木曜日

Resiinaの試作成形

今日はResiinaの試作成形を行いました。


Resiinaは発売開始から一年以上経過していますがこのように試作成形をすることがあります。

量産用の金型ではないため、この金型で成形した成形品は一般販売されることはありません。






知識、技術が日を追うごとに社内で蓄積されるため、より良い製品を出せるよう試作金型を使ってテストトライを行います。
テストトライによって得られた経験は、量産成形する際に今までよりも良い品質で製品を生産するために活かします。



試作成形で条件出し中のResiina


成形品の裏側のヒケが出て各ブロックに円形の模様が。

と、画像を見ると感じてしまいますが、じつはこれは転写圧力差の問題でヒケではないんです。


・肉が薄い部分はクッション少なく圧力が強くかかり綺麗に転写される
・肉が厚い部分はクッションが多く圧力が拡散してしまい転写がぼやける

上記肉厚による転写の関係がどの面粗さになると気にならなくなるかも、シボ目を見ながら確認することができます。

少し見づらいですが、上段ブロックの右側が模様が出ている中では最も四角の形状が出ています。中段になると、四角というより楕円形になり形状がぼやけて見えます。
転写圧力がどこに一番かかっているかと言えば、ゲート付近ではなく、上段左右角部分になります。

起こった現象を観察して得た情報は貴重です。

私達は実際に起こりうる現象を前もって想像しながら、ものを作るからです。


同様の製品がお客様から相談された際に、経験をもとに最も良い方法を一緒に考えるためにも、日ごろから失敗様々な経験と考察を繰り返すようにしています。


そんなResiinaはBRANCHサイトから購入可能です
(しつこいようですが、写真はテスト成形用で本製品とは異なります)

http://store.branchproducts.com/products/factory-label/resiina/


2014年6月5日木曜日

インテリアライフスタイル展 6/4~6/6

ビッグサイトで開催中のインテリアライフスタイル展

BRANCHさんが出展しているブースに、SEIMITSU COMAFRIPと一緒にチョコレート型の立体サンプル「Resiina R」「Resiina C」も展示されています。




展示場所
ビッグサイト1F西ホール1、2の間のアトリウム

会期
2014年6月4日(水) – 6日(金)   

開催時間
10:00 – 18:00 (最終日は 17:00まで) 


会場へお越しの際は是非お立ち寄りください  ヽ(´▽`)

2014年3月21日金曜日

BRANCH会議


今日はBRANCH会議に参加しています。

BARNACはこちらのページ。
http://store.branchproducts.com/


今日のテーマは精密さとは何か。



みんなでいろいろな資料を見ながら議論しています。

現場にいると突き詰めるものはありますが、製品として機能しているサンプルを見ながら考える精密さは、今までにない視点で物事をとらえられるので新鮮です。


2014年2月4日火曜日

文化庁メディア芸術祭

2/4夕方より文化庁メディア芸術祭内覧会に参加してきました。



写真は左から株式会社スイッチサイエンスの金本さん、機楽株式会社の石渡さん、私





とても広い会場でした。






受賞作品集より上記写真のメンバーで共同開発している、ロボットキット「RAPIRO」
http://www.rapiro.com/



RAPIROは現在クラウドファンディングで支援していただいた方に、順次発送を行っています。


正式販売にむけ、現在生産中です。

販売開始までもう少しお時間ください。

販売開始後はスイッチサイエンスさんのサイトから購入可能です。

http://www.rapiro.com/buy/




成形後の手仕上げ【IRkit】

射出成形で金型から製品を取り出した時、溶融した樹脂材料を流し込む部分「ゲート」をカットする必要があります。

ゲートカットは簡単なように感じられますが、どんなに他の部分を綺麗に仕上げても、ゲートカットの仕上げ次第で製品全体の評価につながることがあり、安易にカットすると製品の外観を損ねることがあります。

今回、IRkitは製品の側面にゲート跡を残したくなかったたため、ジャンプゲートを採用しました。

製品側面にゲート跡は出ませんが、筐体を合わせて蓋を閉めたときにゲートカットの跡が、少しでも盛り上がっていると蓋を閉めたときに浮いてしまいます。

そうならないために
成形→ゲートカット→検品→仕上げ
と、仕上げ工程で、一つずつ手仕上げをすることもあります。


一度ニッパーでカットした部分は切り取る部分が少なくなるため、再度ニッパーで仕上げるのは難しくなります。

そこで、手仕上げにはニッパーを使わず、自分たちで砥いだ小刀や彫刻刀を使って仕上げていきます。




IRkitの仕上げは弊社の会長にお願いしています。
社内で一番刃物砥ぎが上手く、手仕上げの感覚が絶妙です。


IRkitを手にした方にはそんな見えない部分にも製造側の想いを感じ取っていただけたら嬉しいです。

NDAの関係で外部に情報は出せませんが、他のお客様の製品も必要に応じて、一つずつ手仕上げを行うこともあります。

一つ上の満足を目指して。

2014年1月21日火曜日

パネルディスカッションに登壇します【平成25年度技術士第一次試験合格者・JABEE修了見込者ガイダンス】

1/25に品川にあるコクヨホールでパネルディスカッションに登壇します。



平成25年度技術士第一次試験合格者・JABEE修了見込者ガイダンス

日時:平成26年1月25日(土) 13:00 ~ 17:20
場所:コクヨホール  東京都港区港南1丁目8番35号

http://www.engineer.or.jp/c_topics/002/002866.html




技術士試験は範囲も広く実務経験年数を満たす必要があり、試験期間も一次試験、二次試験と受験するには2年かかるため「取得したい!」と思ってもすぐにとれる資格ではありません。

試験に向き合う期間は長期になるため、モチベーションの維持が非常に重要になります。

今回、パネルディスカッションでは技術士と、これから二次試験に向かう仲間で
どうして取得しようとしたのか
どのように試験に向き合ったか
技術士に対してどのような想いがあるのか
取得してからどのようなことが待っていたのか
をお話しします。

今回の企画は一次試験合格者が知りたい内容になっています。
一次試験合格者に限らず、一次試験を受ける前、技術士に興味がある方、どなたでも聴講いただけます。



写真は昨年の様子です。



登壇者一同、技術士になりたい、興味があるという方のお越しをお待ちしております。

参加申し込みはこちらからできます。

https://www.engineer.or.jp/ippan/dmsw0211.php


2014年1月18日土曜日

IRKitが発売開始されました

先日、IRKitがリリースされました。
弊社は筐体製作でお手伝いさせていただいています。



IRKitは大塚雅和氏が開発した
iPhone や iPad を使ってWiFiで家電を遠隔操作するための赤外線リモコンデバイスです。

http://getirkit.com/



エンガジェットさんの記事でも詳しく説明されていますね

http://japanese.engadget.com/2014/01/14/iphone-irkit-arduino/


現在、AMAZONから購入できます

http://www.amazon.co.jp/IRKit-001-IRKit/dp/B00H91KK26

が、即日完売となってしまい現時点では在庫切れのようです。



今まではアイデアがあっても、資金、製造方法、販路などの課題がありなかなか製品化できないものもありました。

IRKitのようにすぐれた開発品がきちんと世の中に出てくれること、お手伝いできることは嬉しいことだと思います。

私のようにプログラムが組めない人には難しく感じますが、プログラム内容も公開されていますし、目的があって何かを動かしたい!と思う人にはこういう製品があることにより、学習や開発のスピードがどんどん上がっていくのではないかなと思います。

必要とされるエンジニアに届けられるよう、製造の方も精いっぱいお手伝いさせていただきます。

2014年1月11日土曜日

2014年 今年もよろしくお願いいたします

2014年、最初の更新です。


本年もよろしくお願いいたします。



集合写真を撮ったのですが・・・社内に笑わせる人がいて何度も撮りなおしました




昨年も色々ありました。



BRANCH、由紀精密との共同製作、立体形状サンプルResiina R  Resiina Cの販売。





Triple Bottom Line、デザイナー柳澤さんとOLEDのスタンド製作




製作した製品は4月にイタリアで開催されたミラノサローネに出展されました








昨年は設備投資として



射出成形機 230ton横型 1台




射出成形機 40ton竪型  1台






ワイヤー放電加工機 1台

導入しました。

現在、技術錬成中です。

工作機械はどんどん使いやすくなっています。
条件いれれば精度良く加工できるようになっていくことに便利さを感じる一方、見えない個所があったり、工夫する機会が減ることが技術を進歩させる部分では不安を感じます。




杉山個人としては
日本技術士会 機械部会の幹事や青年技術士交流実行委員会の運営委員に参加し、活動の範囲を広げた年でした。経験があったり、社会貢献意識が高かったり、視野の広い方たちと一緒に動いていると、得るものがたくさんあります。
色々な企画があるので、こちらはまたご案内します。



今年は・・・

1月2日は一般参賀に行ってきました。



世界の平和と幸福を願って。
3年連続で見事な晴天です。
日本人であることに幸せを感じ、気持ちよく1年を始められます。




そして・・・昨年から機楽株式会社、株式会社スイッチサイエンス、株式会社JMCと共同開発しているロボットキットRAPIROも最終調整の最中で、間もなく完成しそうです。



細かい部分で調整に時間がかかっていますが、手にした人に大切にしてほしいという想いを込めて製作中です。



今年も1年、社会の役に立つ仕事、ものづくりを通じて頑張りたいと思います。