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消火訓練と災害対策

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3月3日、午後から消防署に指導をお願いして、消火器の使用訓練を行いました。 天気も良く、気温も暖かく、 花粉も良く飛び、 絶好の消火器訓練日和となりました。 消火器の使用訓練は7年くらい前に実施しましたが、意外と感覚忘れているものだなと感じ、訓練の継続実施の重要性を感じました。 消防署職員から操作説明 実際に使用してみて操作手順を確認 消火器の使用方法としては ・消火器の使用できる時間 ・消火器から出る消火剤の距離 について、各消火器を確認すること。 他に、消火訓練の際消防署の職員から教えて頂いたのは 火の高さが天井に届くような大きさの場合は自力での消化は難しいので、人命優先でまず逃げてることだそうです。 そして周りに知らせることも大切ですね。 石油ファンヒーターが倒れた際に火災になることがあるため、ファンヒーターは倒れやすい置き方をしないことや、周囲に燃えやすいものがないようにすること、などのアドバイスをもらいました。 訓練後の質疑応答では積極に質問 消火訓練の際、緊急避難も行いました。 逃げ遅れている人がいないか、点呼をとるのですが、これは誰がどういう風にと決めていないと、いざその状況になった時に対応できないと感じました。 消火器の使用訓練の後、社員全員で消火器の場所の確認、避難経路の確認などを各現場を回りながら話し合いました。 私達の会社、働いている人の命も当然ですが、周囲の住人に対しても被害が出ないよう、災害対策は必須ですね。 もうすぐ東日本大震災から5年が経ちます。 普段の生活からは縁が遠いことですが、あの経験を思い出し、災害対策を続けていたいと思います。 杉山耕治

箱型の成形 PPとウッドプラスチックコンポジット

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弊社は金型製作から成形までお受けすることが多く、試作品で形状の確認や機能確認をすることが多々あります。 成形時に起こりうる問題は参考書からも学べますが、経験によって蓄積することも大切。 ということで、箱型の成形時に起こりうる問題を調べる金型を作り、ゲートの種類、材質や成形条件によってどのような差があるのかをテストしました。 箱型形状、サイドゲート1点 開口部のソリが確認できるよう高さは全高さ23.52mm( 内壁22mm) 今回は箱型形状の成形品で ①PP ②PP+ウッドプラスチックコンポジット の二種類で成形しました。 ウッドプラスチックコンポジット ウッドプラスコンポジットの使用は弊社でも初めてで、試作する前から楽しみにしていました。 異なる配合量で色味や硬さを確認 配合量を変えると、色の濃さが変わります。 一番左は配合量も多めですが、成形機の加熱等温度を200℃まで上げたため、やけ色がついてしまいました。 成形した感触としては ・背圧を高め(今回は3Mpa⇒10Mpa)にした方が均一にフィラーが充填される ・加熱筒の温度は、180℃以下が望ましく、滞留時間も少なめにする ・射出圧力、スピードは通常のPPより高めの設定が必要だが、スピード高めだとガス焼けが出やすい。 箱型形状で最も多い問題として、「ソリ」があげられます。 今回はソリにどのような影響が出るのかも確かめなした。 ソリの発生比較のため、金型の冷却はをしていません。 通常のPP 側壁面に定規をあて、ソリによる隙間を確認 開口部にソリが発生し、内側に湾曲しています。 測定してみると 通常のPPで隙間測定 隙間は1.49mmとかなり隙間が生じています。 PP+ウッドプラスチックコンポジット 側壁面に定規をあて、ソリによる隙間を確認 開口部にソリが発生し、内側に湾曲していますが通常のPPよりも湾曲は少なくみえます。 測定してみると PP+ウッドプラスチックコンポジット 結果は ①PP 1.49mm ②PP+ウッドプラスチックコンポジット 1.06mm ウッドプラスチックコンポジットは ソリの対策にも効果がある