型技術誌 2月号に掲載されました
型技術誌 2012年2月号 「金型の未来を拓く技術者たち」(P12~P15)に インタビュー記事が掲載されました。 掲載は私、宮谷、松野の3人のインタビュー記事です。 内容は読んでいただくとして(笑) この中でも触れられていない事を少し補足します。 宮谷、松野は経験年数5年以内で、まだまだ覚える事が 沢山あると感じているようです。 そこで彼らは、どうやって先輩職人から技術を継承してもらうかを考えています。 その中でも私が素晴らしいと思う行動があります。 それは 自分の作ったものを先輩に見せる ことです。 技術者であれば経験があるかと思いますが 自分の作ったものを見せるという事は、褒められることよりも ダメだしの方がはるかに多いはずです。 しかし、そのダメだしこそ、今不足していることを 気付かせてくれるチャンスなのです。 「この刃物じゃ切れないよね~角度が浅いよ」 「あー段差があるなー。位置だし上手く出来てないからだ」 こんな言葉、もし一人きりで作業をしていたら聞くこともないでしょう。 作った物に自信がない、否定されるのが嫌だ、と隠してしまえば、 自分で次に発展するチャンスを潰してしまう。 多少強く言われて、落ち込んだとしても成長しないよりは はるかに素晴らしい事だと思います。 すぐ側に 高い技術を隠し持っている人がいる 。 技術は渡されるものではなく、自分たちで引き出すものである 。 それが彼らは分かっていると思います。 そんな二人は最近、私に作ったものを見せに来ません。 でもね みんなが帰った後に誰がどういう仕事をしたか こっそりチェックしてるんだよね ( ´艸`)ムププ 見せに来ないのは自信がついてきた証拠なのでしょう。 引き出す側から、引き出される側になれるよう頑張ってほしいと思います。