2015年10月30日金曜日

ブルーカラー's ホワイトカラー~金型屋新人のお勉強①


"勉強"


つまり情報を蓄積し、それらを総統合して使いこなせなるようになる努力。頭の中でデータベース化すること。閲覧自由、取り出し自在で、実際の行動に応用できる。知識が血肉となっている感じ。

と定義してみて、話を進めたいと思います。



ご存じの方も多いと存じますが念のため、
ホワイトカラー、ブルーカラーというのは色のカラーcolorでなく襟(えり)collarのことです。
白い襟はワイシャツを、ブルーは作業着を指し、知的労働と工場労働およびそれぞれに従事する者を意味しています。

これはとんでもない誤解だと私は思います。
手に職に憧れて入ったこの業界ですが、手を動かして加工するばかりでは仕事ができません。どんなものを作っているかによって程度の差こそあれ、工具や材料に対する知識、加工方法、加工を行う機械についての知識などなど、勉強することがたっくさんあります。


勉強にしばらくおさらばできるかと思ったら、まったくの誤解でした!笑



ということで、これから回を分けてしばらく勉強の様子をご紹介させていただきたいと思います。



まずはその方法論から・・・


私は16歳からほぼ一年ごとに新しいものにチャレンジしていました。
小学校の時に通っていたスイミングやバスケに始まり、ボクシング、英語、サッカー、アカペラ、居合い、ダンス、楽器等々。主にはスポーツですが、本当にいろんなことをやってきました。もちろん今もです。上に挙げた中で辞めているものはほとんどありません。時間配分的に多いものと少ないもの、というのはありますが・・・

しかも、どのスキルも向上させたいというわがままから、
「いかに効率よく特定のスキルを磨いていくか」
を追求してきました。

なので、身体をつかうスキルの向上に関しては、僭越ながらある程度の自負を持っています。

しかし、学校の勉強の方は「好きなことばっかりやる」、「あまり勉強しないで感覚的に覚える」、「テスト前だけ暗記する」という姿勢で乗り切ってきたので、今そのツケを払っているようです・・・


これまでは勉強といえば「漆塗り」のようなイメージを抱いていました。
薄くても浅くても、重ねていけば積層し定着し、はがれにくいものになるだろう、と。

なので、とにかく本を多量に読んでいました。読んだ内容はまたどこかで出てくるだろう、何回か出てきたらいずれ覚えるだろうと、深く理解せずともその場で読み流していました。

製造にかかわる本で入社から一年半までに読んだものの1/3~1/4ほど。

                      


ところがそうは問屋は卸申さず、漆には「のりがわるいもの」というのがあるようです。


製造業は特に経験がなく、しばしば量子や物理の世界の話になるため、言葉に対するイメージが持てないことが多かったのかもしれません。一向に覚えていく気配がありませんでした。


これでは、今までの感覚的でテキトーな知識習得方法では通用しないと気づき、半年ほど前からようやく「勉強方法」の研究をスタートさせました。



つづく

2015年10月6日火曜日

省エネセミナー 2015年11月11日


弊社の環境への取り組みについて省エネセミナーでお話しさせていただくことになりました。

第8回 省エネセミナー開催概要

日時平成27年11月11日(水)13:00~16:30(受付時間:12:30~)
場所
科学技術館サイエンスホール(東京都千代田区北の丸公園2番1号 B2階)

定員410名(申込先着順)
参加費無料
主催東京都地球温暖化防止活動推進センター、東京商工会議所
プログラム第1部 基調講演
-中小企業の省エネによる経営改善-
東京都中小企業診断士協会 中小企業診断士  大島 建 氏

第2部 省エネ推進事業者事例発表
  ・アルプス電気株式会社
    -アルプス電気株式会社 本社ビルの省エネ事例-
  ・日本トイザらス株式会社
    -日本トイザらス株式会社 省エネルギー活動の取組みについて-
  ・株式会社ミヨシ
    -小さい目標から始める町工場の環境経営-

第3部 パネルディスカッション
(1)クール・ネット東京発表
  -企業経営に直結する省エネルギー活動-
   東京都地球温暖化防止活動推進センター 技術専門員  常慶 隆一

(2)パネルディスカッション
   テーマ:熱意と工夫の省エネで収益改善!

 モデレータ
   東京都中小企業診断士協会 中小企業診断士  大島 建 氏
 パネリスト
  アルプス電気株式会社  管理本部 総務部 環境課 課長山口 正孝 氏
  日本トイザらス株式会社 店舗開発・建設本部 建設部 EMS課 
 マネージャー大橋 進 氏
  株式会社ミヨシ代表取締役社長杉山 耕治 氏
  東京都地球温暖化防止活動推進センター技術専門員常慶 隆一



製造業はものを作ることが本業です。
しかし、作ったものはいつまでも私たちのそばにあるとは限りません。

壊れてしまったり
必要とされなくなったり

永遠に必要とされつづけ、使われるものもあるかもしれませんが、今の便利な世の中は必要なくなり、使えなくなったら廃棄される事が殆どです。
だからこそ作る側が、作る工程で環境を意識し、作ったものが最後どうなるのか意識して、職務にあたることが大切なことだと考えています。

「環境に配慮していること」は企業イメージが向上すると考えている方もいるかと思います。
本来はイメージよりも、企業の責務として環境に配慮した経営ができる事が望ましいと考えています。

大きな投資や大きな実績は必要ありません。
まずは意識しながら、自分たちが出来ることを少しずつ取り組んで。

というお話をさせていただく予定です。
(資料は鋭意作成中です)

昨年実施した同様のセミナーは400名ほど参加されたそうで、今年も同じくらいの人数になりそうです。

他の経営者が環境経営を行うに当たり、少しでも参考になってくれればと思っています。



http://www.tokyo-co2down.jp/seminar/check/

2015年10月1日木曜日

葛飾区長にお会いしてきました

第5回下町サミット開催の実績報告のため、「ものコト100」のメンバーで
9月24日に青木克徳葛飾区長にお会いしてきました。




15分間の予定でしたが、区長との話が弾み、30分以上時間を頂いて色々な話をさせて頂きました。区長は新しいことにチャレンジしていこうという姿勢があふれ出ていて、かつ現場も良くご存知でした。

今まで区政がどの方向に進んでいくのか、理解していない部分がありましたが、直接会って疑問に思うことに答えて頂き、理解することができました。

人と人が会って話をすることの大切さも実感しました。


これから色々と意見交換しながら、葛飾区をもっと良い街にしていけると嬉しいです。

2015年8月31日月曜日

ものづくりベンチャーと町工場の未来

先日、三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社様より、ものづくりベンチャーと町工場の未来と題して、インタビューを受けました。


紹介ページ


レポート(PDF)


弊社がと関わった代表的なプロジェクトとして、Rapiro、IRKitがあります。
この2製品、同じ時期に製作に関わっています。


私達が、製品製作のお手伝いを実施するに当たり、最も重要な部分がありました。

それは開発者とのコミュニケーションと信頼関係です。
本レポートにはそのあたりにも触れてもらっています。


お互いの信頼を築き、あきらめず、労を惜しまず、前に進む力があれば、良いものが作れると考えています。




紹介ページ
http://www.murc.jp/thinktank/rc/politics/politics_detail/seiken_150811

レポート(PDF)
http://www.murc.jp/thinktank/rc/politics/politics_detail/seiken_150811.pdf

2015年8月27日木曜日

葛飾町工場物語いいものセレクション

本日 2015年8月27日~28日の二日間、東京駅近くのJPタワー・KITTE 地下1階で「葛飾町工場物語いいものセレクション」を開催しています。



弊社も参加させていただき、Resiinaを販売しております。




2日間限定ですが、お近くにお越しの際は、ぜひ足をお運びください。

開催場所:JPタワー・KITTE 地下1階 東京シティアイ パフォーマンスゾーン
開催日時:2015年8月27日(木)・28日(金) 10:00~19:00

http://www.tokyo-cci.or.jp/page.jsp?id=61950

2015年6月8日月曜日

刃物作り体験


6/7(日) 三条鍛冶道場に行ってきました。

三条鍛冶道場は北三条にある施設です。
今回は入門コースで切り出し、小刀つくりの体験として、鍛造、焼き入れ、研磨などの作業を体験させてもらいました。

三条鍛冶道場は以前、幕張メッセに出展していました。私は砥石やさんのブースで砥石を見ていた時に、たまたまそのブースに来ていた三条鍛冶集団の1人が、砥石の目利きをしてくれたのがきっかけでいつかこの体験コースに来たいと思っていました。

初級者コース、中級者コースもありますが、まずこの入門コースを受講しなければ、その先のコースは受講できません。


この先のコースに申し込むには、この入門コースを受講しなければなりません。

まずは刃物の形を作ります。


これから刃物なる素材を、800℃~900℃くらいまで熱し、ハンマーで叩いて形を作っていきます。鉄は熱いうちでないと形が作れず、どのような形にしたいかはっきりしたイメージがないと、手が動かせず、すぐに冷めてしまいます。

ハンマーで叩くときは打ち込む手は毎回同じように振り下ろしながら、刃物を動かして形を作っていきました。


鍛造である程度形を整えたら、~800℃くらいまで熱し、焼きなまします。

焼きなましの温度の確認は磁石を使います。磁石がつかなくなるくらいがちょうどよい焼きなましの温度です。熱した刃物は火の近くに置いておき、ゆっくりと冷ましていきます。
時折水をかけ、水の蒸発具合で温度を確認します。




次は刃物の裏を作ります。
あれだけ熱して叩いていた刃物は曲がってしまっています。
刃物の裏側はこれから刃を作るうえで、とても大切です。
まずは裏側を回転砥石でならして平坦を作ります。

ある程度ならし終えたら、軽く熱して叩いて刃の裏の形を整えていき、砥石で裏側を研ぎ、裏側の刃の部分が当たるかを確認します。


裏を作ったら、砥石やベルトサンダーで形を整えていきます。


注意すべきは鋼です。
鋼をなくしすぎてしまうと後で刃物として成立しなくなるので、鋼を削りすぎないように形を整えていきます。

ここで午前中の作業は終了です。

あっという間に過ぎていきました。



午後からは刃物の外形を整えていきました。
ある程度面を綺麗にしたら、叩いて(はたいて)形を整えていきます。
この時、鋼の反りの方向に注意するよう教えられました。鋼が内反りした場合、後で叩いて直そうと思っても、衝撃で刃が割れることがあるそうです。
そこで焼き入れ前に焼き入れしたときに内反りしてもいいように、あらかじめ外にそらせておきました。

反りを整えたら、次は砥の粉を塗って乾燥させます。


砥の粉は焼き入れした際に、熱の伝わりにムラがないようにするため塗ります。

乾燥したら、次は焼き入れです。
焼き入れは、800℃あたりまで熱して行います。この時も磁石を使いました。焼き入れする際、熱し過ぎないよう注意が必要で、色も確認しやすいように、暗室で焼き入れを行いました。


焼きが入ったら、一気に水に入れて急冷します。


焼き入れが終わったら今度は反りの調整をしました。
反りを修正するために、少し温めたところでハンマーで叩いて反りを直していきます。


この反りとりはとても難しく、仕上げは師範にやっていただきました。


反り取りが終わったところで、裏を平面にならします。
全体を慣らすのでなく、刃物がつく部分が平坦になるように砥石で慣らしていきます。


慣らし終えたら、大きな砥石に水を含ませ回転させ、刃の形状を作っていきます。
小さなグラインダーや乾式では、刃物が円形状に削れたり熱が伝わり焼きなまってしまうので、難しいと感じました。


刃の形状ができれば、今度は刃研ぎです。


と、その前に私はグラインダーで形状を作る際に、温度がかかりすぎてしまい、少しそってしまいました。本当に少しですが、これから刃物を砥石で砥ぐには影響が出ます。
先に書いた、内反りです。

そこで、師範にお願いして、慎重に反り取りをしてもらいました。


反り取りが終われば、今度は粗、中、仕上げ砥石で刃物を研いでいきます。

粗砥石で研ぐときにきちんと砥石を平坦にしながら砥がないと、刃物の形が変わってしまいます。しかも、研ぎ過ぎれば刃がなくなるので、粗砥石での刃研ぎが重要です。
中、仕上げはそれに倣う形で刃物を研いでいきます。

わかっているつもりでやってみると、平坦にしたつもりがなってなく、中仕上げ、仕上げに進んだところで気づき、やり直したりしました。

自分で砥いでも充分切れていたのですが、一カ所だけどうしても引っ掛かりが気になる個所があったので、師範に見てもらったら一瞬で修正されました。
刃を研ぐ角度こそ同じように見えましたが、砥石に残る研ぎあと(金属粉)は自分の刃物研ぎに出るものとは違っていたので、力の入れ方や手の運びが違うったのかもしれません。



みんなが帰った後、家から持ってきた包丁を研がせていただきました。

師範が刃物を研いでいた時の手の動き、指の当て方、腕の動かし方、足の位置を思い出しながらやってみましたが、刃が切れるはようには砥げるものの、思った通りにはいかず、練習が必要だと感じました。

今回の刃物作り、経験が必要な作業は師範に手伝ってもらいましたが、自分で作った刃物は愛着がわきます。












施設内は整理整頓清掃が行き届き、良いものづくりをする作業場のお手本でした。


このような貴重な体験をさせていただいた、三条鍛冶集団の皆さんには感謝です。
鍛造、反りとり、焼入れ、研ぎ、どれをとっても難しく、この難しい一連の作業を経験させてもらえたことが、今後のものづくりにでいきてくると思います。


知らなければその領域に近づくことすら出来ません。


家に帰ったら体中から鉄の匂いがしました。
鍛造や焼入れの際に、鉄粉が体についていたんでしょうね。

とても充実した体験でした。

2015年3月24日火曜日

僕がこの会社に入った理由~採用情報に沿えて


少し前から、弊社HPにて技術職の人材募集の情報を掲載させていただいています。
入社を検討されている方の参考にいくらかなればと、書かせていただきました。
会社の紹介としても、皆様に読んでいただければ幸いです。



シリーズタイトルの通り、僕はこの会社に入るまで加工、理系の分野には縁がありませんでした。高校の進路選択も文系、大学は教育学部、図工もあまり好きでなく、農家の実家の手伝いもろくにせず。

そんな僕がなぜ今ここにいさせてもらっているかというと、まずはもちろん家族やお世話になった皆さまのおかげです。
次に

・発明、手に職(技)に憧れていた
・コミュニケーションが双方向に取りやすく、見晴らしの利く小さいところがいい
・身体(手)を動かすところがいい

という希望があり、これに合致するのは「町工場」と呼ばれるところだ!と考え狙いを定めました。。。



入社前はやはり複数の会社に応募させていただきました。その中でなぜ「ミヨシ」に、という点について以下に書きたいと思います。


分野が決まれば、会社であと大事なのは人です。それもトップ。監督が優れた運動部って、毎年強かったですよね
会社は、金銭面や社会性やシステムやキャリアといった部活以上のいろいろなものが関わってくるので簡単には言い切れないかもしれませんが、中小において人の存在は特に大きいはず。そして小さい組織の中でのトップの影響力は言うに及ばず。

今回の募集では利用させていただいてませんが、昨年は「日本仕事百貨」さんという物語りながら会社を紹介される素敵な求人サイトを通じて応募させていただきました。

素敵すぎなサイトの物語にほだされたことは否めません(笑) それは置いておくとしても、まずこういった新興で若者に人気の求人サイトを使っていることにセンスや柔軟性、若さを感じました。
実際に面接に出向くと、ミーハーですがミヨシ共同開発のロボットを見せられて思った通り!と合点しました。しかも海外の展示会にも出してきたとな!
ミヨシだけでロボットを作れるわけではないのですが、そういったものに関わっているということ自体が重要な事実でした。



社長は入社前の僕に会社のよくないところを並べてくださいました。
こういった気づかいは他にはなく、心に染みました。
確かに社長のおっしゃるとおり「長く働いてもらわないとお互いに身にならない」という現実的理由もあるのでしょう。それでも自分の親から引き継いでこれからという自分の会社の好ましくないところを受け止めて初めての人に晒すのは、勇気や謙虚さのある行動だと思い至って、さらに感じ入りました。


つまり、そうなんです。僕、社長が好きでこの会社を選ばせてもらいました。

入社後の感想としては、先に書いた「トップの影響力」という着眼点はやっぱり間違っていなかったと思います。ここまで続いているのは、社長のように暖かい上司や先輩方に囲まれているからこそです。この世界には新人や後輩にはいびる、叩くという伝統的な文化もやはりあるそうですが、ここは優しく見守ってくれる方ばかりです。ただし危険な作業を伴うため、大切に扱わなければいけない道具がたくさんあるため、随所の厳しさ怖さ緊張感は合理的だと思います。



あれから早や一年が経とうとしています。まだまだ思い描く技術者にはほど遠いですが、毎日楽しいです。
この業界について新人としてあえて印象のまま書くなら、技術者は技術力で絶対評価される傾向が強いように見受けられます。
おかげさまでこんなふてぶてしい僕も謙虚になれる。
そして向上に燃える!
一つ覚えれば一つ形になる、一つ認められて一つ喜べる、そんな感じです。




これは社長とは別に尊敬する経営者の方に、新入社員に向けていただいたアドバイスなのですが、添えてご紹介の結びにしたいと思います。
「中小は、君たち一人一人の頑張りが会社全体に対して大きなインパクトになる。」



うん。やっぱりミヨシはおもしろいですよ!


展示会にて、左から僕、社長杉山、僕と同期の新人淡野

2015年3月5日木曜日

技術を盗む〜文系・未経験者の新人が綴るシリーズ


活字で「盗む」と書くと物騒な感じもしますが、「自分の知らないことは見て盗むんだよ!」と先輩が言い放つ姿は、したたかで逞しい。。。



技術の向上と聞いて自分に経験があるのは、バスケやサッカーといったスポーツです。が、工場でのそれと自分が今までやってきたスポーツのそれとはどうも勝手が違います。

バスケやサッカーでは、人に手取り足取り教わったり、本や動画を繰り返し見たり、印象に残ったプレーをなんとなく真似しているうちに技を獲得していました。

しかし現場では機械や人のランニングコストというのが常に存在しています。また機械は特に高価で危険を伴うものです。
なのでいつも手取り足取り先輩を頼り続ける訳にはいかず、体育館やグラウンドでの自主練のように好き放題に使うのは経験の浅い作業者には難しい。

動画や本に頼るやり方も、あまり通用しません。製造業にとって技術は資産でしょうし、そもそも人気スポーツほどメジャーなものでもないからか、Youtubeや教則本に一部始終が大公開されてるものとは違う気がします。
しかも機械の種類や使用範囲もさまざま。自分で断片をかき集めるしかないのかな、という感じがします。
加えて加工や理系に親しんでいない僕には本や動画にでてくる言葉やもののいちいちが目新しく、理解に時間がかかるようです。。。


だから工場では「印象にのこったプレーをなんとなく真似する」を最大限強化する必要があるんだと思います。
しかも、技術を盗む機会というのは、二度三度とやってくるものではありません。なので「機を見るに敏」という慣用句さながら、機を敏感に探さなければならないし、見つけたら素早く反応しなければなりません。












何分おじいちゃんおばあちゃんに甘やかされながら育った末っ子の僕は、「技術を盗む」ためのどん欲さや集中力が足りず、新しいものとの出会いにはたいてい目を流しているだけだったようですが、最近になって、ようやく「盗み方」がわかってきました。

「盗み」に大事なポイントは主に二つ。

まず、じっ、と、見ること。
好奇心旺盛な子どもが初めてカブトムシの戦いを見るように、見惚れるのです。頭をからっぽにして、目を見開いて、じーっと。

そして、じっ、と見ている最中に、なにが分かったか、何が分かっていないかを問い続けること。

この「何が分かって分からないかを自問すること」は、かなり重要なキーポイントかつターニングポイントでした。
まず、説明書のように自分で自分に解説することによって、理解が深まります。
そして知識が足りないことよりも、ちんぷんかんぷんなものを見ているつもりだと見る気力が失せる、というのは人間の性として一番の壁なのではないでしょうか。
それが、「これはわかるがこれはわからん」という仕分けをしていくと、なんとなくハードルが下がるようです。集中力の注力ができますし、質問もできます。後で調べることもできます。


「見て盗む」、これをいろんな場面で使えるようになると本当におもしろい!自転車のタイヤやチューブの交換なんて、自転車やさんの作業をよく見たらとっても簡単でした。一度しっかり見て覚えたからもう二度とお店に頼まないでしょう。換気扇や水道管の修理もやってることはとても単純です。ハードルはもはや道具を揃えることだけ!

世の中覚えることだらけで、最近は楽しくてしょうがないんです!
工人としてまだまだ知識が足りない僕ですので、みなさん、たくさん盗ませてください!





ちょうど機械点検の日、会長の作業を拝見していたらその姿があまりにかっこよかったのでパシャリ。




室田完

2015年1月7日水曜日

2015年もよろしくお願い致します

いつも当ブログをご覧いただきありがとうございます。
昨年は新しい仲間を3名迎え、今まで以上に賑やかに楽しい職場になりました。


写真は弊社の屋上での記念撮影です。

昨年同様、弊社の絶妙なタイミングで撮影するカメラマンの腕が冴えて
何枚か撮った写真は誰かが必ず目を閉じてしるという、なかでの奇跡の一枚です。

自然の照明(低い位置の太陽)がまぶしいにも拘らず、笑顔が多いのも絶妙なタイミングで撮影するカメラマンの腕なのかもしれません。

最近はブログの更新も滞り気味でしたが
引き続き、会社での出来事、技術的な話などを書かせていただこうと思います。

本年も変わらぬお引き立ての程よろしくお願い申し上げます。
本年もよろしくお願いいたします。


杉山耕治