横浜金型技術研究会 [第5回]

昨日は午後からIDEC主催の横浜金型技術研究会に出席してきました。

この企画は全5回、月一回のペースで実施されていたのですが
毎回興味深い内容でした。参加させていただき本当に感謝してます。


最終回の今回、最初にお話されたのが九州工業大学の鈴木先生。

九州工業大学での金型産業との連携、九州地区での産業の動向、
多軸ヘール加工、構成刃先を利用した切削加工、金属光造形技術と現状のお話。

最初に資料を見た時には1時間で話すのはかなり難しいのでは・・・
と思ったけど、やはり時間が足りなかった様子。

ただ、資料もしっかり作られていて説明も分かりやすかったので
チャンスがあれば、詳細も聞きたい内容。

次にお話されたのは日進工具の永沼さん。

エンドミル材質とコーティングの話から始まり、仕上げ加工に対する
荒取り加工の選定理論も展開。

小径工具に強い日進工具さんならではの提案もありました。
以前、聞いた3枚刃の防振理論も好きなんですけど今回の話も
勉強になりました。



講演聞いてて 「もやっ」 と気になったもの。

構成刃先が発生するにはある程度の熱が必要だし、
切削抵抗値も大きくサーマルクラックが生じやすいのでは。
って、そもそも切削油かけてるのかな。

金属光造形機、マテリアル供給元が安定しているのだろうか。
製品硬度にバラつき生じる可能性はあるのだろうか。

ヘール加工に使用される制振合金とはどんな材質だろう。
チャッキング内部に防振構造施されてんのかな。

そういえばTiAlNの特性あまり知らない。耐熱温度が秀でてるのはなんでだろう。
デメリットってなんだ?


CBN高い。


もやもや~


この会の終わりに、懇親会が用意されており
公演中は質問時間も限られているので毎回講演者に
疑問をぶつけてたのだけど・・・・

懇親会には最初の講演者不在で更にもやっと ε('∞'*)フゥー

しっかり質問出来ていた金型設計屋さんは、きっとすっきりしたに違いないヽ(^◇^*)/


今回で金型技術研究会は終了ですが次のプログラムもしっかりお願いしたし
新しい企画が楽しみです。

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