アルミニウムの腐食

一般に金属類の腐食と聞くと「さび」である赤茶色に
変色した状態を思い浮かべる。


私達の生活の中に金属類が沢山あるのだが
腐食させないように表面処理が施されているおかげで腐食しないで済むものが多い。




金属類の中の一つ、アルミニウムは腐食しないのだろうか。

















上の写真は、腐食確認用テストピース。

材質はアルミニウムA7075。

テスト的に腐食しやすい環境を作り
腐食の進行具合を確認したものだ。


生活の中にあるアルミニウムの製品は酸化被膜を生成させて
予め腐食が進行しないように処理されていることが多い。

そうでなくとも、アルミニウムは酸化被膜を形成しやすく
簡単には上記写真のようには腐食しない。


では、なぜわざわざ腐食させるようなことをしているのか。


弊社はアルミニウム合金で金型を作るため
どのような環境下で、使用する材質の損傷が早いかを
見極めなければならない。

色々なテストを行う事により、金型がダメージを受ける環境を把握し
寿命を延ばす対策が練れるからなのだ。

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