ナイロンチューブ用継手の取外し治具

いやー。
タイトル長い(笑)

工場、現場治具第2弾です。

弊社では工場内でエアを供給するのにナイロンチューブや継手を使っています。

このナイロンチューブ、古くなってくると劣化、硬化してくるんです。

そして・・・・

本来ならワンプッシュで継手から外せるはずのナイロンチューブが
うんともすんとも言わない。

なんてこと、経験したことありませんか?


私は実際、かなり苦労して抜いたことがありました。

ということで継手に効率良く力を伝達できるように
治具を作ってみました。
製作者はあの「菊池」さんです。



材料は樹脂の端材とかペットボトルの蓋とかを流用。
いってみれば、ごみになる予定だったもの。

配管はどこまでも繋がっているクローズループ状を想定して、
本体は分割構造で着脱容易な形状に。



所定の場所にセット。
従来の押す場所(赤い部分)よりも面積が広く力の伝達は容易になってる。


押えこみながらナイロンチューブを引き抜くと・・・



ぽんっ。

抜けました~!


え?それだけ?
と思うかもしれないのですが、抜けない時は
どうあがいても抜けなかったりするんです。

にっちもさっちもいかなくて、どうしようもない・・・

って時に、この道具一つで作業が進むのなら
ただのゴミも貴重な一品に変わりますよね。

力を伝達するならもっと簡素な形状も考えられるんだけど
この道具はこの形で意味を成してるんです。


困った時に必要な道具って、その場面が何度も起こるとは限らない。
作ったとしても、もう二度と使わないかもしれない。

でも、同じ苦労はしたくないですよね。
ということで忘れないうちに作った一品です。 (´▽`)ノ

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