節電の基本。 不要な電力を見直し、不要だと判断したらそこに電力を供給しない。 もっとも当たり前の事なのだが、現在の電気の使い方について 否定から入らなければならないのでなかなか難しい所もある。 例えば、照明の数は適切か? 工場って・・・ 過剰に照明を取り付けている所が多いのではないだろうか。 照度が低い事による作業効率の低下を抑えたいものね。 では、どのように検証すればよいのか。 まずは照明を減らせば良い。 作業効率が落ちるのであれば減らした照明を戻すか 近い位置に照明を移動する。 これで十分だと思っている。 ではここからはお待ちかね、コストのお話。 工場内でよく見る水銀灯。 弊社で使う水銀灯は概ね、600w。 これを一つ減らした場合の年間の電気代の違いは 以下の数値を入力して 水銀灯 600w 1日の作業時間 8H 1時間当たりの電気代 1kw/h=22円 (全国的な平均値) 年間実稼働日数 240日 600*8/1000*22*240=25344円 となる。 つまり、不要な水銀灯を1個減らすと年間25000円程度コスト削減できる。 弊社はこの今回の震災で、水銀灯を減らす事を試み 最初は減らし過ぎて元に戻したものもあったが 常時点く水銀灯のうち、最終的には5個を減らす事が出来た。 単純なコスト計算をすれば 25000円*5個で125000円/年の経費削減が見込まれることになる。 もちろん、LEDに替えるなど設備面での対応もあるのだが まずはコストをかけずに今のエネルギーを見直す事が必要。 お金を払えば文句も言わず流れてくる電気。 文句を言わないのが曲者なのだ。 一度導入してしまった、常時使うエネルギーの見直しは きっかけがないと難しい。 極論を言えば不要な電気(エネルギー)使用は環境破壊であると考えている。 電気はクリーンなエネルギーではないのが現状だ。 便利さを追い求めると同時に、必要なエネルギーの見極めと 見直しは必要なことだ。 まずは 不要な電気は思い切って無くしてみよう。 我慢が出来なければ元に戻せばよいのだ。 (´▽`)/