節電対策 その4

節電の基本。

不要な電力を見直し、不要だと判断したらそこに電力を供給しない。

もっとも当たり前の事なのだが、現在の電気の使い方について
否定から入らなければならないのでなかなか難しい所もある。

例えば、照明の数は適切か?


工場って・・・
過剰に照明を取り付けている所が多いのではないだろうか。
照度が低い事による作業効率の低下を抑えたいものね。


では、どのように検証すればよいのか。


まずは照明を減らせば良い。

作業効率が落ちるのであれば減らした照明を戻すか
近い位置に照明を移動する。


これで十分だと思っている。


ではここからはお待ちかね、コストのお話。

工場内でよく見る水銀灯。
弊社で使う水銀灯は概ね、600w。

これを一つ減らした場合の年間の電気代の違いは
以下の数値を入力して

水銀灯           600w
1日の作業時間      8H
1時間当たりの電気代  1kw/h=22円 (全国的な平均値)
年間実稼働日数     240日



600*8/1000*22*240=25344円

となる。

つまり、不要な水銀灯を1個減らすと年間25000円程度コスト削減できる。

弊社はこの今回の震災で、水銀灯を減らす事を試み
最初は減らし過ぎて元に戻したものもあったが
常時点く水銀灯のうち、最終的には5個を減らす事が出来た。

単純なコスト計算をすれば
25000円*5個で125000円/年の経費削減が見込まれることになる。

もちろん、LEDに替えるなど設備面での対応もあるのだが
まずはコストをかけずに今のエネルギーを見直す事が必要。

お金を払えば文句も言わず流れてくる電気。

文句を言わないのが曲者なのだ。

一度導入してしまった、常時使うエネルギーの見直しは
きっかけがないと難しい。

極論を言えば不要な電気(エネルギー)使用は環境破壊であると考えている。
電気はクリーンなエネルギーではないのが現状だ。

便利さを追い求めると同時に、必要なエネルギーの見極めと
見直しは必要なことだ。


まずは 不要な電気は思い切って無くしてみよう。

我慢が出来なければ元に戻せばよいのだ。  (´▽`)/