日本技術士会での授賞式

2025年6月16日に日本技術士会の総会が開催されました。

総会後に表彰式が行われ、会長賞を受賞しました。



技術士として活躍してこられた技術者、とりわけ大手企業や大学の先生などが受賞しているなか、小さな町工場で働く私も受賞しましたが身に余る受賞というのが率直な感想でした。









授賞式後の懇親会には国会議員、省庁関係者もいらっしゃってお話を聞く機会がありました。


皆様、世界での日本の立ち位置やこの先の日本の技術をどうするかなど、目線は高いと感じる一方で、私たちのような町工場の現実は認識しきれていないと感じました。


それは当然です。

私たちが大手企業や省庁で仕事をしていないのと同じように、大手企業や省庁の方も私たち町工場で働いていません。見る機会がないことは把握できません。


町工場の事業承継問題や技術が途絶える事で、将来の日本にどのようなことが待っているのかをもっと多くの人に知ってもらわなければいけないと感じました。

技術士という資格で活動する中で、普段の業務では関われない方々と情報交換ができ、また一緒に活動することで個人では成し得ないことが実現できます。


私の技術士としての役割は日本の科学技術を発展させることと同時に、私たちの祖先が築いてきたものづくりの技術やこの日本の豊かさを私たちの世代で衰退させずに次の世代につないでいくことだと考えています。


技術士資格を取得した時に技術士として活動する目的を改めて見直す良い機会でした。

杉山耕治

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