私たちの働く目的とやるべきこと
私たちが働く目的は何でしょうか
仕事はお金を得るためだけではなく「社会の役に立つ仕事」を行い社会全体を豊かにすることであり、「金銭などで対価」を得るのは結果に対する評価の大きさであると考えています。
仕事を受けるうえで常に意識することです。
- 社会から必要とされる仕事であること
- 未来の人類からも評価される仕事であること
- それが社会から認められ評価と対価を得られること
これからの将来、何が求められているか
近代では化石燃料を使いエネルギーやものを作るための原料にし便利な生活を実現してきました。
化石燃料の使い方は進化しましたが、「使う事」の先がどのようになっていくかまでは管理できていませんでした。どのようになるか分かっていても今の便利な生活を手放したくなく、見て見ぬふりだったのかもしれません。
100年後、200年後も今と同じ状況が続けられるでしょうか。
今私たちがやるべきことは「地球上のあらゆる生物が自然に進化できる環境を残しながら人類が豊かに進化できるようにする」ことをものづくりの分野で実現することです。
ものづくり企業として目指す方向
- 今まで培った技術で環境負荷が低い材料でものづくりをする新技術の開拓をしていく
- デザイン、機能、品質を高めライフサイクルの長い製品づくりを実現する
私たちは行っているのはプラスチックの製品製作です。
マイクロプラスチック問題は最近になって浮上した問題で、私たちの便利な生活を助けてきたプラスチックが適切に処理されず自然界に放出されて起きている問題です。自然に分解されないものは今までの環境を変える要因になります。もしかするとこの先、石油由来のプラスチックは社会から受け入れられなくなるかもしれません。
しかし、石油由来のプラスチックをいきなりなくすことはできません。
今私たちがやるべきは、今までプラスチック製品の製作に携わった私たちの経験や技術で、自然由来のプラスチックの可能性を探して行くことです。自然由来のプラスチックは出来れば廃棄される予定であったり処理に困るのも、例えば間伐材を使用したものなどがあげられます。
プラスチックを適切に捕集して廃棄することができれば、マイクロプラスチックを減らす事ができますが、根本的に発生要因を減らすためには捨てられるものの絶対数を減らす事も求められると考えています。
私たちが使っているものが短いサイクルで廃棄される状態は、いずれ見直さなければならない時期が来ると考えています。
ものづくり企業として、長い時間大切に使用してもらえるような製品製作が重要だと考えています。
ごみの中には流行によって価値が下がったり、低い品質ですぐに壊れてしまい捨てるまでの期間が短い製品が数多くあります。
作り手の責任として、長く使ってもらえるような製品を製作することが私たちには必要だと考えています。
環境に配慮したものづくりというのは、ものづくりの過程で環境負荷を減らすだけではなく、デザイン、機能、品質を高めることで使う人の生活を豊かにしながら、ものが捨てられるまでのサイクルを長くすることだと考えています。
自然災害の多い日本において、奈良時代に木材で作った建造物がメンテナンスされながら今も現存しているのは、日本人は元々ものを大切にする気持ちを持っているからだと考えています。日本は資源が乏しい反面、先人たちが創意工夫を重ねて継承されてきた素晴らしい技術があります。ものを大切にする気持ちと一緒に、先人たちが培ってきた技術を私たちが次の世代へきちんと繋いでくことが使命だと考えています。
私たちは先人たちが培った技術に敬意を払い、常に研鑽し技術や知識を高め、社員同士が協力し合い、人の役に立つものづくりを実現していきます。
私たちは小さな会社ですが、ものづくり企業として未来の人類からも評価されるようなことを考え、社員全員が環境に配慮したものづくりを実現し続けていきたいと考えています。
杉山耕治